花 より 男子 小説 類 つくし

  • 申し込む
  • これを共有
  • 伝える
  • オススメ

Author:koma 管理人komaの くだらない妄想の世界へ ようこそいらっしゃいました。 基本テイストとしては ラブコメ風味の ゆる~いつかつく道を 突っ走っております。. 前にいったよね?牧野を侮辱するのは許さないって いくら司でもこれ以上言うと俺、今度こそ司を殴るよ 早くあの恥知らずな女のとこに戻ったら?あの女、司の事探したよ」 淡々と語る類はいつもの類の様でいつもの類でない 押し殺した声はどこまでも背筋が凍るような冷たさだ 前に牧野を侮辱して司を殴ろうとして牧野が庇い牧野を殴ったことを かなり根に持っているらしい 「ちょっと!

幼なじみ 【完】. 大丈夫だからと何度も繰り返して抱きしめた 食後のリビング 俺とつくしがソファに並んで座ってテーブルの向こうに母さん 離れた所で父さんが一人椅子で新聞を読んでる 「今日はあんまりご飯食べてなかったけど体調でも悪いの?」 母さんがつくしの隣に立って額に手を当てて首を傾ける その行動につくしの動きが止まる 名前忘れたけど。 彼女に誘われてあきらの家によく遊びに行ったりして 迎えに行ってみたら、あきらと楽しそうにしていた姿を見て またムクムクと頭を擡げてきた嫉妬と独占欲と恐怖心 俺の中の黒い感情が何もかもぐちゃぐちゃに混ぜ合わさって 自分でも怖い位冷静に、ある意味意識の底辺で考えてた計画 気付いてたら自分でも気付かないうちに実行に移してた 中絶させるつもりは無いから」 一応先に牽制はかけておく 「まぁ 俺はもう知らねー、でもって、もう何にも言わねーわ。好きにしろ。 だけど其のときはお前との友情もそこまでだ。これは類には勿論の事だろうし、 きっとあきらも同じ事を思ってる筈だ。 司、お前が何にそんなに苛立ってるのか そんな事聞くなよ、ただ牧野もお前にとって大事な存在。 今のお前がなんと言おうとも、これはぜってー間違いねぇ事実だ 後で後悔してもしらねーぜ、いくら記憶を無くしてるからっていっても 俺たちは散々お前に言った、お前にとって牧野は大事な存在だって。 今回で二度目だけど三度目は無いと思え。」 「後悔ってなんだよ、結局のとこお前も俺達の友情よりあの女を選ぶんだな?」 司は射るように俺を睨みつける 「何度も言わせるなよ。俺は何も変わってねー、ただお前が忘れちまったんだ 俺は牧野を選んでる訳でもねー、お前が大事じゃなければこうやって此処に 留まってねぇ、お前は大事なダチだ。」 「だったら!」 「聞けよ、お前は大事なダチだけど牧野も大事なダチ 泣かないで、言ってみて」 「

-- .

~ Trackback ~

でかしたんだ、俺。 父さんもなんだかんだいって俺と同類なのだろうか そのまま書斎へと足を進めた父を見て、少し後、足音を立てる 「父さん」 「類 行けよ司、もう二度忠告した。さっきも言ったけど次はねぇ。 時間は. しかも泥棒猫 そんな単語が脳裏を横切る 桜子や類ではないがこの女を見てたら嫌悪感がどっと胸に押し寄せるのを覚える 女の子には優しくがモットーの俺が笑える。 「 ね」 大きな瞳が僅かに潤んでいて庇護欲と征服欲が交互に襲って来る 前にいったよね?牧野を侮辱するのは許さないって いくら司でもこれ以上言うと俺、今度こそ司を殴るよ 早くあの恥知らずな女のとこに戻ったら?あの女、司の事探したよ」 淡々と語る類はいつもの類の様でいつもの類でない 押し殺した声はどこまでも背筋が凍るような冷たさだ 前に牧野を侮辱して司を殴ろうとして牧野が庇い牧野を殴ったことを かなり根に持っているらしい 「ちょっと! そう強く胸の内で別の俺が叫んだ 隣のテラスへ行こうと思って足を踏み出した瞬間 「牧野がここにいるのは俺が誘ったから。言いたい事はそれだけ?」 新出智明 ベルモット 思わずその冷たい声音に足が止まる。 「は Wherever you are【完】.

20. Forever love.

~ Trackback ~

出来たものは仕方ないだろう?学校はどうするんだ?」 「なんとかなるでしょ。会社じゃなくて学校だし」 「風当たりは強いぞ?守れるのか?」 「何に変えても守る」 「 Memorial Tree【完】. 花沢類っ!」 「類?

Wherever you are.

牧野は司にあたしを忘れないでと 類は牧野に俺が居るのをわすれないでと それぞれのベクトルは違う方向を向いている、だがひた向きに人を思う そんな二人の想いが溢れてくるようで胸が痛んだ ふと目の端に白の勿忘草が目に入り気付いたら手が伸びて摘み それを重なり合ったブルーとピンクと勿忘草の中に落としていた 「 大丈夫だからと何度も繰り返して抱きしめた 食後のリビング 俺とつくしがソファに並んで座ってテーブルの向こうに母さん 離れた所で父さんが一人椅子で新聞を読んでる 「今日はあんまりご飯食べてなかったけど体調でも悪いの?」 母さんがつくしの隣に立って額に手を当てて首を傾ける その行動につくしの動きが止まる そんな事聞くなよ、ただ牧野もお前にとって大事な存在。 今のお前がなんと言おうとも、これはぜってー間違いねぇ事実だ 後で後悔してもしらねーぜ、いくら記憶を無くしてるからっていっても 俺たちは散々お前に言った、お前にとって牧野は大事な存在だって。 今回で二度目だけど三度目は無いと思え。」 「後悔ってなんだよ、結局のとこお前も俺達の友情よりあの女を選ぶんだな?」 司は射るように俺を睨みつける 「何度も言わせるなよ。俺は何も変わってねー、ただお前が忘れちまったんだ 俺は牧野を選んでる訳でもねー、お前が大事じゃなければこうやって此処に 留まってねぇ、お前は大事なダチだ。」 「だったら!」 「聞けよ、お前は大事なダチだけど牧野も大事なダチ 物騒な顔すんなよ。」 「ね、戻りなよ、あの女が待ってるよ」 「あの女って ほんと?」 「解らない、でも多分 俺」 自分の行為に苦笑して其の後いつもの表情に戻す。 悪戯な恋の神は遊ぶのが大好きなご様子 「はーっ おう、任せとけって」 ぼそぼそっと牧野の耳元で何かを呟くとそのまま牧野を抱き上げた 牧野は少しの拒否を示したものの大人しく類に従い身を預ける その光景に胸にちくっと棘が刺さったような痛みを感じた。 「すみません、気分が悪くなったみたいで、お騒がせしました。」 得意の笑顔を浮かべて人垣を追い払う 類はあきらの所に行き何か少し会話した後そのまま会場を後にした。 其の後を大河原、桜子が追って行くのが見えた。 あきらはそのまま今日の主賓の所にでも行ったのだろう。 ざわめきと共に人垣が無くなって行く 誰もこっちを見ていないのを確かめてから司に顔を向けた。 「

-- Forever love. Memorial Tree.

~ Comment ~

ぁんだよ、邪魔すんな、この女につきまとわれてるんだろ? 今、文句いってやってんだから」 「 第一、家で同居だってしてるのに反対ないだろう 「でもっ、あたしまだ学生だし 今の所俺が最有力 ただの総二郎でなくて西門家の総二郎 だから俺は西門総二郎を演じる 上辺だけの笑顔に上辺だけの綺麗な言葉 自分でやってて気分が悪くなってくる、だけどそれが俺の鎧。 始まってそんなに経ってないのに珍しく人酔いを覚える自身の体に苦笑した。 むせ返る香水とワインの香りから逃げテラスに身を寄せる 幸い誰もおらず少し肌寒い空気の中汚れた空気の空に浮かぶ星を見上げた ふと目線を下げると其処には白、ピンク、ブルーの勿忘草がふんわりと 儚げだが、綺麗に植わっている 「

  • Umi 14.05.2010 23:51

    ある、ちょっと頭冷やして考えろ。俺が言えるのは此処までだ。」 司は何か言いたそうだがこれ以上耐えられない 「じゃぁな」 俺はそう言って手で二人を追い払い背を向けた。 後に残ったのは割れて散らばっている勿忘草の鉢。 健気に咲いてたピンクの小さな花は無惨にも床と他の鉢に散らばっていた ブルーの勿忘草の鉢植えの上に被さっている。ブルーの勿忘草も可哀想に 混ざり合うピンクとブルーのその光景にふとさっきの類と牧野の姿が浮かぶ。 牧野はベイビーピンクのドレス、類はベイビーブルーのタキシード。 ピンクの勿忘草が牧野ならブルーの勿忘草は類だ 私をわすれないで おう、任せとけって」 ぼそぼそっと牧野の耳元で何かを呟くとそのまま牧野を抱き上げた 牧野は少しの拒否を示したものの大人しく類に従い身を預ける その光景に胸にちくっと棘が刺さったような痛みを感じた。 「すみません、気分が悪くなったみたいで、お騒がせしました。」 得意の笑顔を浮かべて人垣を追い払う 類はあきらの所に行き何か少し会話した後そのまま会場を後にした。 其の後を大河原、桜子が追って行くのが見えた。 あきらはそのまま今日の主賓の所にでも行ったのだろう。 ざわめきと共に人垣が無くなって行く 誰もこっちを見ていないのを確かめてから司に顔を向けた。 「